オンライン会議などがある在宅ワークの場合、欠かせないのがヘッドフォンです。ヘッドフォン一つで作業の効率が非常に上がります。ただ非常に多くのヘッドフォンがあるため、何を選んだらいいのか迷われる方も多いのではないでしょうか。
今回は、2023年上半期おすすめのヘッドフォン10選をご紹介します。選ぶポイントも併せて解説しますので、最後まで読んでいただければ自分にピッタリのヘッドフォンを見つけていただけるはずです。
ヘッドフォンの種類
ヘッドフォンといってもその性能や形から大きく4種類に分類することができます。
- オーバーイヤーヘッドフォン
- オンイヤーヘッドフォン
- インイヤーヘッドフォン
- ヘッドセット
在宅ワークをする人に人気なのはノイズキャンセリング機能を備えたオーバーイヤーヘッドフォンやクリアな音声通話ができるヘッドセットです。
ただ、好みや作業環境は人によって異なります。ここでは、それぞれのヘッドフォンについて詳しく解説するので、自分に最適なヘッドフォンを選んでください。
オーバーイヤーヘッドフォン
高い遮音性から人気を集めるのがオーバーイヤーヘッドフォンです。周囲の音を気にせずに長時間、仕事に集中したいという方には特におすすめのヘッドフォンです。
メリット
まずはオーバーイヤーヘッドフォンのメリットからご紹介します。
優れた音質
オーバーイヤーヘッドフォンは、耳を覆うイヤーカップが特徴的です。そのため、他のヘッドフォンと比べると音声再生した場合、高品質な音質を楽しむことができます。
快適な装着感
快適な装着感もオーバーイヤーヘッドフォンの魅力です。クッション性のあるイヤーパッドで耳を包み込むようにして装着するため、長時間利用した場合も快適に使用することができます。
ノイズキャンセリング機能
オーバーイヤーヘッドフォンの中には、周囲の音をカットしてくれるノイズキャンセリング機能が搭載されています。周囲の音が気になるというような人は、ぜひノイズキャンセリング機能が付いたヘッドフォンを選びましょう。
デメリット
オーバーイヤーヘッドフォンのデメリットについても解説します。
大きくて重い
オーバーイヤーヘッドフォンのデメリットは、大きく重たいという点です。持ち運びや収納にはスペースが必要であるため、自宅だけではなくカフェで作業をする人や在宅ワークスペースがなかなか確保できないという人には向いていません。
通気性に欠ける
オーバーイヤーヘッドフォンは、耳を完全に覆うデザインであるため、通気性に欠けてしまいます。長時間使用することで、夏場などは蒸れてしまうという人もいるようです。
オンイヤーヘッドフォン
続いて人気を集めるのがオンイヤーヘッドフォンです。耳にイヤーパットを載せて使うタイプのヘッドフォンです。オーバーイヤーヘッドフォンと比較すると、耳に圧迫感がなく気軽に利用することができます。
メリット
オンイヤーヘッドフォンのメリットからご紹介します。
軽量でポータブル
オンイヤーヘッドフォンは、軽量なモデルが多いのが特徴です。持ち運び安いため、自宅だけでなく出社して仕事をしたり、カフェなどで作業をしたりする人にはおすすめのタイプのヘッドフォンです。
自然な音響体験
オンイヤーヘッドフォンは、完全に耳を覆わないデザインなので、周囲の音を聞くことができます。より自然な音響体験を楽しめる点もオンイヤーヘッドフォンの魅力です。
安価なモデルが多い
オンイヤーヘッドフォンの魅力として、安価なモデルが多いという点も挙げられます。まずはヘッドフォンを買ってみたいという人には、おすすめのヘッドフォンです。
デメリット
続いてオンイヤーヘッドフォンのデメリットを紹介します。
音漏れや音質劣化
デザインや頭の形によっては、イヤーカップが耳に密着しないこともあります。そのため、音が漏れやすく周囲の騒音に影響されてしまうこともあります。密着感を大切にしたい人は、オーバーヘッドヘッドフォンにするか、実際に試着し装着感を試してみるのがおすすめです。
長時間の使用には向かない
オンイヤーヘッドフォンは、耳に載せるデザインのため、圧迫感があり耳に疲労感を感じてしまう人も多いようです。在宅ワーク中、ヘッドフォンを利用するというような長時間の利用には向いていないタイプのヘッドフォンです。
インイヤーヘッドフォン
耳の穴に引掛けたり、奥に挿入したりして使用するヘッドフォンをインイヤーヘッドフォン(インイヤー型イヤホン)と呼びます。携帯性の良さやリーズナブルなモデルが多数発売されており、人気のヘッドフォンです。
メリット
インイヤーヘッドフォンのメリットから、ご紹介します。
コンパクトでポータブル
インイヤーヘッドフォンの最大の魅力は、持ち運びが便利という点です。小型で軽量なデザインのため、気軽に持ち出すことができます。自宅以外で作業することが多い人には、おすすめのヘッドフォンのタイプです。
外部ノイズの遮断
耳の中にイヤフォンが挿入されるため、周囲の音を遮断してくれる効果もあります。一部のモデルでは、ノイズキャンセリング機能が搭載されているので、周囲の音が気になる人にはおすすめです。
デメリット
人気のあるインイヤーヘッドフォンですが、ここではデメリットについて紹介します。
音質の制約
ヘッドフォンの大きさが小さくなるため、インイヤーヘッドフォンには小型のドライバーユニットが使用されています。そのため、オーバーヘッドイヤフォンやオンヘッドイヤフォンと比べると、音質が劣ってしまう場合があります。
長時間の使用で疲労感も
耳の中にイヤフォンが入るため、長時間利用すると耳に疲労感や違和感を覚える人も多いようです。耳にひっかけて使用するタイプのイヤフォン(カナル型)よりも奥に挿入して利用するインナーイヤー型がおすすめです。
ヘッドセット(Headsets)
ヘッドフォンにマイクが付属しているものをヘッドセットと呼びます。相手の音声を聞くだけではなく、自分の声を届けるマイクも一体化しているため非常に便利です。特にオンライン会議で発言することが多い人には、おすすめのヘッドフォンになります。
メリット
在宅ワークにおすすめのヘッドセットですが、まずはメリットについて解説します。
通話やオンラインミーティングに便利
ヘッドセットは、マイクがヘッドフォンに付属しているため、自分の音声をクリアに相手に伝えることが可能です。ノートパソコンにもマイクは付いていますが、手元の音なども拾ってしまうので、どうしても雑音が入りやすくなってしまいます。
ハンズフリー操作
ヘッドセットの中には、ボリュームの調整やミュート機能などの操作を行うことができるボタンが搭載されていることがあります。手元で簡単にミュートにすることができるので、咳をする時や水を飲むときの音も小まめに消すことが可能です。
デメリット
続いてデメリットについても解説します。
音質に制約
ヘッドセットの主な目的は通話です。そのため、音楽再生などをした場合、音質が他のヘッドフォンよりも劣ってしまう可能性があります。
ヘッドフォンを選ぶポイント
ヘッドフォンの種類を紹介しましたが、「いろいろな種類のヘッドフォンがあって、どれを買ったらいいか迷う」という方も多いのではないでしょうか。
一番大切なのは、自分の作業スタイルに合ったヘッドフォンを選ぶことです。ヘッドフォンを選ぶポイントをご紹介しますので、優先順位を決めてヘッドフォンを選んでみてください。
音質とクリアな通話品質
在宅ワークで使用するヘッドフォンは、通話品質が高いものを選ぶのがおすすめです。特に商談などをオンラインで行う場合、こちらの言葉をクリアに伝えることが非常に重要になります。ノイズキャンセリング機能がついたヘッドフォンや高品質のマイクを備えたヘッドフォンやヘッドセットを選んでください。
装着感
在宅ワークは非常に長時間、ヘッドフォンを使用するシーンが多いかもしれません。そこで、ヘッドフォンの装着感が快適であることも重要なポイントです。勿論、オンラインミーティングの時にしか利用しないという人の場合は、ヘッドセットなどで問題ありません。ただ、耳栓替わりにヘッドフォンを使用したいという人は、軽量なヘッドフォンやクッション性のあるイヤーパッドが使われたヘッドフォンを選ぶようにしましょう。
ワイヤレスまたは有線
ヘッドフォンには有線でPCに接続するタイプと、Bluetoothなどで接続するワイヤレスタイプがあります。有線の場合は音質がクリアであったり、接続が安定的である一方、場所をとったり配線がグチャグチャになってしまうデメリットがあります。
ワイヤレスタイプは、ケーブルがないためストレスレスに利用することができます。ただ、充電を忘れてしまうと全く利用することができないので注意が必要です。
バッテリー駆動時間
ワイヤレスヘッドフォンの場合ですが、ヘッドフォンのバッテリー寿命は非常に重要です。バッテリー駆動時間が、自分の作業時間に合致しているかぜひチェックしてみてください。また充電時間も大切なチェックポイントです。自宅以外の場所で作業をすることが多い人は、短時間で充電できるタイプのヘッドフォンが、おすすめになります。
耐久性と携帯性
ヘッドフォンを持ち運ぶことが多いという人は、ぜひ耐久性もチェックしてください。ヘッドフォンは鞄の中に無造作に放り込まれることも多いため、丈夫で長持ちするものを選ぶようにしましょう。
外出先で利用することが多い人は、ヘッドフォンの携帯性もぜひチェックしてみてください。特に外出先でヘッドフォンを利用することが多い人は、オーバーイヤーヘッドフォンのような大きなタイプのヘッドフォンではなく、インイヤーヘッドフォンの方がおすすめです。
おすすめのヘッドフォン
続いてはおすすめのヘッドフォン10選を紹介します。
ヘッドフォンの種類別におすすめ商品を解説しています。
それぞれの商品の魅力やデメリット、口コミなども併せて紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。
オーバーイヤーヘッドフォン
【EPOS JAPAN】EPOS C50「高い遮音性がおすすめ!」
周囲の音を遮断し、仕事に集中したい人におすすめのヘッドフォンが、EPOS JAPANの「EPOS C50」です。ノイズキャンセリング付きヘッドフォンなので、通話音声をクリアに聞けるだけではなく周囲の音を遮断することができます。そのため作業への集中力を高めてくれるという点でも魅力的なヘッドフォンです。
ワイヤレスヘッドフォンですが、ロングバッテリーな点もEPOS C50の魅力になります。最長46時間のロングバッテリーなため、1日充電を忘れても問題なく使用し続けることが可能です。
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【ソニー(SONY)】ヘッドフォンWH-CH720N-BC「軽量設計で在宅ワークむき!」
ソニーから発売されている「ヘッドフォンWH-CH720N-BC」は、その性能の高さからおすすめのヘッドフォンです。ノイズキャンセリング性能なため、先方の音声をクリアに聞くことができます。さらに周囲のノイズを抑えてくれるので、こちらの声もクリアに届けることが可能です。
また、オーバーイヤーヘッドフォンでありながら、わずか約192gと軽量設計です。そのため、長時間のテレワークでも耳に負担をかけずに作業することができます。
ワイヤレスと有線のどちらにも切り替えることが可能で、ワイヤレスの状態では最大50時間連続で使用が可能です。また3分の充電で最大1時間再生可能とクイック充電対応なため、バッテリーの残量を気にせずに作業ができるのも本製品の魅力です。
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オンイヤーヘッドフォン
【ソニー(sony)】ワイヤレスヘッドホンWH-H810「コンパクトでおすすめ!」
ハイレゾに対応したヘッドフォンの多くは、オーバーイヤー型が多いのですが、ソニーの「ワイヤレスヘッドホンWH-H810」は、軽量なオンイヤーヘッドフォンです。在宅ワークで長時間利用するときに耳が痛くなってしまうという人には、おすすめになります。マイク付きなので、オンラインミーティングなどの際にも活躍してくれるヘッドフォンです。
ワイヤレスヘッドフォンですが、最大30時間連続再生してくれます。まるまる1日使ってもバッテリーの心配がないのは嬉しいですよね。
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【Audio Technica】ワイヤレスヘッドホンATH-S220BT「音漏れしにくい!」
ワイヤレスだけではなく有線接続にも対応しているのが、オーディオテクニカ(Audio Technica)の「ワイヤレスヘッドホンATH-S220BT」です。「充電がなくなって全く使えない!」という状況を回避してくれるありがたいヘッドフォンです。
オンイヤーヘッドフォンの中には、密閉性が低いため音漏れしてしまう構造のヘッドフォンもあります。ただ、Audio Technicaのヘッドフォンは、音漏れしにくい構造になっているため、外出先で作業をする機会が多い方には、おすすめのヘッドフォンです。
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インイヤーヘッドフォン
在宅ワーク向けのインイヤーヘッドフォンは、マイクが付いたタイプのヘッドフォンがおすすめです。ここでは、マイクが付いたおすすめのインイヤーヘッドフォンを紹介します。
【Apple】AirPods Pro 第2世代「Macユーザーならコレ!」
Macユーザーにおすすめのインイヤーヘッドフォンは、やはりAppleの「AirPodsPro」ではないでしょうか。類似品は多数存在しますが、その遮音性の高さやクリアな音質が非常に魅力的な製品です。自宅だけではなくカフェなどで作業することが多い方におすすめのヘッドフォンです。
AirPodsの魅力は、その製品のクオリティの高さだけではなく、ケースなどにオリジナリティを出せる点も魅力です。非常に多くのケースカバーが販売されていますので、その日の気分や装いに合わせて変えることができます。
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【3APLUS】パソコン イヤホンU260「シンプルだけど高性能ヘッドフォン」
シンプルなデザインですが、非常に高性能なヘッドフォンが3APLUSの「パソコンイヤホンU260」です。耳に押し込むカナル型のヘッドフォンなので、高い遮音性があるため周囲の雑音を気にせずに通話することができます。
またインイヤーヘッドフォンの場合、マイクが胸元についているため音声が届きにくいというデメリットがあります。ただ本製品の場合、マイクの側にクリップが付いているので襟などにマイクを固定することができます。そのため、オンライン会議などでクリアな音声を先方に届けることができるのも本モデルの魅力です。
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ヘッドセット
オンライン会議などが多いという人は、ぜひヘッドセットを利用してみてください。ここではおすすめのヘッドセットを5点紹介します。
【ロジクール】ヘッドセットH390r「おしゃれなのに有能!」
シンプルでおしゃれなデザインでありながら、リーズナブルな価格のヘッドセットとしておすすめなのが、ロジクールの「ヘッドセットH390r」です。ブラックやホワイトだけではなく、ピンクのカラー展開があるおしゃれなモデルです。
付属しているマイクはノイズキャンセリングマイクです。そのため周辺の雑音を最小化し、クリアな会話を実現してくれます。マイクは回転式なので、使用していない時は邪魔にならない位置にすることが可能です。
ケーブルで接続するタイプですが、ケーブルにシンプルなコントローラーが付いています。音量の調整だけでなく通話も簡単にミュートできるので非常に便利です。
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【マイクロソフト】モダンワイヤレスヘッドセット「安定の公式ヘッドセット!」
Windowsなどで知られているMicrosoftのTeamsが認定したヘッドセットが「モダンワイヤレスヘッドセット」です。シンプルなデザインは、公式が認定したヘッドセットという風格すら漂います。非常に人気商品のため、ショップによっては売り切れになっているので、販売されていたらラッキーです。
Microsoft社のオンライン通話機能であるTeamsが認定していることもあり、音声通話のクオリティは非常に高いのが特徴です。また、バッテリー駆動時間が非常に長い点も本製品の魅力でもあります。音楽再生の場合、最大50時間利用することができ、音声通話の場合、30時間使用可能です。バッテリーの残量を気にすることなく1日中使える優れものです。
ただ、MacOSには対応していない点がデメリットかもしれません。ただ、専用のソフトをダウンロードすることで、利用できますので安心してください。
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【Edifier】ワイヤレスヘッドホンHi-Res W820 NB PLUS「マイク内蔵型がおしゃれ!」
マイクがヘッドセットに内蔵されているため、スマートなデザインが魅力的なのがEdifierの「ワイヤレスヘッドホンHi-Res W820 NB PLUS」です。
ノイズキャンセリング技術が搭載されているので、周囲の雑音を低減してくれます。さらに周囲の雑音を分析し、通話時の環境騒音を低減させてくれるため、クリアな通話が可能です。
ワイヤレスヘッドフォンですが、フル充電状態で最大49時間も連続再生ができます。「うっかり充電を忘れてしまった!」という日も安心して使用することが可能です。また、急速充電にも対応しており、10分の充電で7時間も再生できます。
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【Tawaron】ヘッドセットG12「折り畳み式で持ち運びにも便利!」
持ち運びに非常に便利なヘッドセットが、Tawaronの「ヘッドセットG12」です。ワイヤレスタイプのヘッドセットで、マイクが内蔵されているため折りたたんで持ち運ぶこともできます。
ワイヤレスタイプですが、有線も付属しており2WAYで使用することができるのも本モデルの魅力です。充電が無くなったから全く使えないというわけではないので、気軽にワイヤレスヘッドフォンを利用することができます。
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まとめ:目的や利用シーンに合ったヘッドフォンがおすすめ
今回は、在宅ワークに欠かせないおすすめのヘッドフォン10選をご紹介しました。作業目的や利用シーンによって、最適なヘッドフォンの種類は変わってきます。
ヘッドフォンを選ぶポイントもご紹介しましたので、ぜひ本記事を参考にして自分の在宅ワークスタイルに合ったヘッドフォンを選んでみてください。
自分に合ったヘッドフォンを仕様することで、仕事の効率も数段あがるのではないでしょうか?
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